第29回 講演会・第30回 賞味会 開催報告



ゴブラン会総会 >

ゴブラン会第29回講演会、第30回賞味会に先立ち総会が行われ、長澤事務局長より2022〜2023年度の活動報告および、活動計画が報告されました。

< 第1部 講演会 >

第1部では、第57次南極観測隊料理人の渡貫淳子様に『南極の食卓』というテーマでお話を伺いました。私達の知らない南極での生活、とくに食事については「生野菜を食べられることだけで幸せ」であり、1年分の食材を無駄にすることなく使い切らなくてはならないこと、調理する時にも水を節約し、廃水にも気を配らなくてはならない過酷な環境など、具体的にお話しくださいました。帰国後の惣菜売り場では、廃棄されるであろうたくさんの惣菜を見て涙を流したお話、南極での体験を生かしてSDGsを無理なく続けていくコツなど、とても分かりやすい内容で、参加者も大きく頷きながら講演に聞き入っていました。


< 第2部 講演会 >

第2部では国連食糧農業機関(FAO)事務局長特別顧問の三次啓都様に『森と食をより良い関係に』というテーマでお話を伺いました。森林のスペシャリストである三次様から、陸上の生態系の宝庫である森は、二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を抑制してくれるなどの大切な存在であるにもかかわらず、食が森林を脅かしているという現状をご講演くださいました。
人間が生きるための農産品を作るために森林破壊が引き起こされており、それを防ぐための世界の取り組みや、日本での事例などお話しくださいました。三次様のご講演のあとには、実際に森と都市を食でつなげる活動をされている一般社団法人フォレスト トライブス代表理事の辻康子様から“森を味わう”ために作られたソーダ水の紹介があり、新しい木の可能性について、私達が関心を持つきっかけとなりました。

< 第3部 賞味会 >

3年ぶりのブッフェ賞味会では、ホテルメトロポリタンエドモントが築き上げてきた現代ブッフェ料理の真髄が会場に披露され、王様のパテなどの前菜から、魚介料理、肉料理、和食、フロマージュ、デザートと圧巻の品揃えと美しいディスプレイで、まさに“ゴブラン会”といったものでした。賞味会場には、南極の思い出料理の「悪魔のおにぎり」も登場、また、クロモジの木と美しい水でできたプレムアム炭酸水「QINO SODA」の試飲展示もあり、講演会の内容を実際に体感することもできました。
当日は約200名が参加し、楽しい交流と美味しい料理の数々で、記念すべき第30回目の賞味会となりました。